管理運営の基礎知識と事例-会員の実践紹介

 

防災、消防、防犯活動

■おことわり 内容は記事末尾に記載の時点のものです

第39回交流会で会員の取り組みを報告し交流

交流会は10月22日にサンプラザ生涯学習センター第3集会室で開かれ、21管理組合から31名が参加しました。

東日本大震災を目の当たりにし、近い将来必ず起きるといわれる災害に備えるため、今回の共通テーマとして、マンションの防災、消防、防犯活動を採り上げました。

《 会員アンケート調査の結果から 》

防災対策は、①防災会規約と組織つくり、②防災計画・マニュアルの整備、③家庭の防災準備の啓蒙と支援、④防災訓練、⑤防災資機材整備、など。

防災に対する関心は高いが、防災対策を実施しているマンションは23%、予定、検討中を加えても46%どまり、ということが明らかになりました。

大震災が起きれば、まず自分自身、自分の家族、次いで隣近所が助け合うことになります。マンションでは、廊下単位又は階段単位で、協力して安否確認をしながら、負傷者や火災などへの緊急対応をする必要があります。これがマンションの自主防災会の最大の仕事です。

法律で求められている自衛消防組織、自衛消防計画、消防訓練については対応割合が高くなっていますが、未対応の会員も意外と多いことがわかりました。

《 防災活動に関する3会員の事例紹介 》
 

枚方市で校区自主防災会の取り組みが本格的に始まったのは2005年度。その頃から防災活動に取り組んできた3会員から活動報告がありました。                             

①グリーンヒル光善寺住宅            

災害対策委員会を設置している。主な活動は安否確認であり、毎年2回安否確認訓練を実施している。5階建て階段形式の建物であり、階段単位の助け合いを基本としている。          

  グリーンヒル光善寺住宅:安否確認訓練

②牧野駅前ハイツ                

独立の自主防災会を設置している。ほぼ全戸の協力を得て防災用住民情報を収集更新している。

安否確認後の負傷者の手当と救出を重視して、救急救命訓練を中心に実施してきた。        

  牧野駅前ハイツ:消火訓練

③労住まきのハイツ                

自治会と管理組合を中心にボランティアが協力する自主防災会を設置している。安否確認と緊急支援活動を中心に防災訓練を実施し、防災マニュアルと資機材の整備を進めている。        

  労住まきのハイツ:防災倉庫の備品展示説明

[20111103 会報第23号に掲載]

第30回交流会で報告と交流

交流会は4月24日に市民会館第3集会室で開かれ、21管理組合から32名が参加しました。
<基調報告>

枚方市市民安全部危機管理室鈴木言明氏が、災害対策基本法に基づく枚方市の地域防災計画の概要について報告しました。

①枚方市が想定する最大の災害は生駒断層帯地震であり、それに備えて避難所と防災体制の整備等を進めている。

②市内すべての小学校区自主防災会が設置され、防災訓練等の活動を行っている。

③地震対策として、住宅の耐震化、家具類の転倒・落下防止対策、非常持ち出し品の準備などが大切である。

④大災害では自助、共助の役割が大きい。

⑤マンションの防災活動については経験が少なく、枚管連交流会の情報は参考にしたい。
<情報交換の部>

枚管連事務局から会員の「マンションの防災対策」の一覧表とその分析・総括データが紹介されました。主な点は、

①防災への関心は概ね高く、地震が最大の関心の的である。

②半数が既に防災対策に取り組んでおり、マンション内に防災組織がある。

③30%のマンションでは防災計画・マニュアルがあるか整備中。

④半数のマンションで防災訓練をしたことがある。

⑤半数近くが旧耐震基準建築である。

防災活動の経験が多い3会員から参考資料に基づく報告があった。

①グリーンヒル光善寺では、災害対策委員会が中心となり、地震時の安否確認活動を中心として毎年2回の防災訓練を行なっている。

②牧野駅前ハイツでは、全住民が協力して防災用住民情報を毎年更新し、3回の救急救命講習をはじめとするさまざまな訓練を行っている。

③労住まきのハイツでは、管理組合、自治会の全役員が防災会役員になり、災害時には全住民が隣近所の安否確認に参加する計画としている。

[2010050920 会報第14号に掲載]