■いざというとき、決めてはコミュニティの力

― マンション内のコミュニティ育成 第25回交流会 ―

 6月27日(土)にサンプラザ生涯学習センターで、
会員38名が出席して第25回交流会を開催しまし
た。テーマは「マンション内のコミュニティ育成」。
事前のアンケートを基にコミュニティ育成の現状と
重要性について話し合いました。
1.アンケート調査と事例報告から
(自治会・子供会・老人会等の活動状況)
 大規模マンションでは独自の自治会、子供会、老
人会が活動している会員が多いのに対して、中小
規模のマンションでは地域の自治会などの一つの
班となっているとか全くないケースもあります。それ
ぞれの活動内容を出し合いました。
(管理組合の役割/会員の実状)
 会員管理組合の約半数が、コミュニティ育成を事
業としてとりあげています。主な事例は自治会等の
団体への助成金、植栽管理の活動/団体への費
用支出、夏祭費用支出、集会所利用料免除等です。
(管理組合と自治会などの協力)
 ペット飼育マナー、路上駐車マナー、防災・消防・
防犯等は本来両者が協力すべきであると考えられ
ますが、両者の協力は1/4程度で、管理組合だけ
で取り組んでいる会員の方が多いようです。防災
活動は校区防災会への参加を含めると多数の会
員が取り組んでいます。
2.交流会での意見交換から
(不可欠な居住者名簿作成には工夫を)
 マンション内のコミュニティ育成には、「居住者名
簿」の必要性が指摘されました。阪神大震災のと
きにマンションごとに対応の差が出た最大の要因
は、居住者名簿の整備などコミュニティの差といわ
れています。「隣は何する人ぞ」の状態では、緊急
連絡の取りようもありません。
 ただ、個人情報やプライバシーとの関係で「名簿
作成は難しい」との意見も出されました。そこで管
理組合の運営に必要な名簿と、防災に必要な名
簿に分けて、名簿の項目やその管理方法の工夫
について経験を出して話し合いました。
(建物の維持・管理や各種トラブルにも力を発揮)
 コミュニティ育成は災害時だけでなく、日常的な
マンションの維持・管理や大規模修繕などにも力を
発揮することも指摘されました。
 また、居住者間の生活騒音などを巡るトラブルや
防犯にも、コミュニティが果たす役割は「極めて重
要」との声が相次ぎました。さらに、居住者から広
く「実行委員」を募り手作りのイベントを開催してコ
ミュニティを深めている実践例も報告されました。
2009.07.05 広報9号に掲載