マンション管理Q&A

 
漏水事故の責任は誰に?
質問   先日、漏水事故が発生しました。階下の
入居者が上の方に「被害を弁償して」と主張してい
ます。                            
                               
回答   一口に漏水事故といっても、種類があり  
ます。事故を起こした住人の過失(不注意)が明ら  
かな場合は、その人が賠償責任を負うことになりま
す。ただ、設置不良や経年劣化が原因の場合は、
やや複雑です。設置不良の場合は通常、新築2年
以内では「アフターサービス」や「瑕疵担保責任」の
対象になり、その後、10年までは事故の状況(構  
造上主要な部分に影響)によっては販売元及び施
工者への責任追及が可能です。            
                               
質問   築15年以上が経過したマンションですが。
                               
回答   経年劣化の可能性が高いですね。この  
場合は、事故を起こした配管が「共用部分」なのか
「専有部分」なのかによって判断が変わります。通
常、本管は共用部分ですが、枝管は規定によって
専有部分の場合があります。規約などで確認する  
必要があるでしょう。共用部分なら管理組合の責  
任で対処します。専有部分の規定でしたら区分所  
有者が対応せざるを得ません。また、万が一の漏  
水事故に備えて管理組合は「漏水担保特約付き  
施設賠償責任保険」、入居者は「個人賠償責任保
険」に加入していない場合は、加入をぜひ検討す  
べきでしょう。                      
2010.01.11 広報12号に掲載