マンション管理の事例

 
藤阪パークハイツ
−管理会社は優秀なパートナになれる?−
 分譲当時から26年間付き合って来た管理会社を
変更しました。
 何も分からないまま理事長を引き受け、管理組合
の目を通して管理会社を眺めることが出来ました。
永年の付き合いで、組合員も管理とはこんなものか
との思いがありました。
 よく観察すると、全て管理員任せで、フロントは毎
月の理事会に出席して、何も発言することなく半日
ほど付き合って帰って行きます。戸数が少ない為、
ほかに人を雇うわけでなく、管理員は清掃を含めた
一切の仕事を一人で賄います。ただ殆んど一日中
部屋にいてテレビの番人みたいだ。植栽の水をや
る作業は、自分の席から窓を開けて自分は椅子に
腰掛けて部屋の中からザアザアとやる。当然その
部分しか樹木は水を飲めない。雑草を引き抜くの
が面倒な為、除草剤を買ってきて撒く。その為、樹
木まで枯れてしまう。5時までが勤務なのに、5分
前にはもう居ない。理事長が本来扱う駐車場の契
約を勝手に判を押す。
 遂にたまりかねて会社に文句を言ったら、「分か
りました」とすぐに管理員を交代させた。しかし、フロ
ントマンは相変わらず指導をしないばかりか、私生
活が忙しくろくに顔も出さない。滞納者のことで相
談をしたら、「インターネットで調べたらどうですか」
ときた。
 遂に管理会社を替える腹を決めました。
 管理会社には、デベロッパー系・ゼネコン系・独立
系があることが分かりました。理事会では、独立系
を推す声が多く、4社を選び見積を徴収しました。相
談したり評価する基準もない為、取りあえず一番安
い業者に決めて、臨時総会を招集して管理会社の
変更を行いました。この作業には約2ヶ月半かけま
した。平成18年の9月の出来事です。
 新しい管理会社は、前回より約15%ほど安くなり
ました。管理組合について、又、管理会社のあり方
について様々な勉強を始めました。管理会社はどこ
までも利益を追求します。企業ですからやむを得な
いでしょう。管理組合はサービスの提供を受ける方
ですから、当然綱引きはあります。何処でいかに折
り合いをつけるか? 理事の交代の時十分注意が
必要ですね。
 期を同じくして枚管連に参加しました。交流会等
を通して他所の運営を知ることが出来ました。自分
達の選択が本当に正しかったのか? 枚管連の研
究テーマ「管理費の節減」の際、我が管理組合も
徹底して経費の洗い直しに取り組みました。平成
21年9月からのスタートです。全ての経費を洗い
直し、管理会社にも値引きを要請し、全体として管
理費を大幅に削減しました(詳細は枚管連会報の
マンション枚方通信16&17号に掲載済)。
 マンション管理の良し悪しの判断基準は、8割方
管理員の働きぶりで決定すると思います。現在の
管理員氏は、住人にも評判がよく、安心して業務
を任せています。
( 瀬戸山 記 )

 

2011.07.03 広報21号に掲載