メロディーハイム楠葉5番館 

 「やったー!」「取れたよ」――。 エントランスに  
元気な声が響きわたる。「もう少し右だよ」との親の
声で銃の向きを少し変える子供たち。6月末に開催
された「5番館七夕祭り」での一コマだ。狭いエント
ランスに40人以上がひしめきあっている。射的、コ  
イン落とし、ヨーヨー釣り、輪投げなどを次々と楽し  
む。子供だけでなく大人も童心に返って真剣に取り
組んでいる。
 「次は『花を咲かせ隊』です。受付で渡されたカー
ド番号の鉢と苗をもらってください」とイベント担当  
者が声を掛ける。参加者全員に鉢、土、苗などが  
割り当てられ、グループで協力して作業に当たる。
マリーゴールド、ベゴニア、ケイトウなど10種類以上
の花鉢が完成していく。
 「きれいにできたね」とパートナーである小学2年
生の女の子を称える50代の女性。中には直前にタ
ネから育てた百日草の苗や、おじぎ草のタネをまい
たばかりの鉢もある。花の名前のプレートを挿した  
17鉢が次々と駐輪場通路横の壁などに掛けられて
いく。子供たちが交替で「しっかり育ってほしい」と  
の願いを込めてやさしく水をやる。

        「花を咲かせ隊」の一コマ

 

 メロディーハイム楠葉5番館は、京阪くずは駅か
ら徒歩5分にある2000年末分譲の34戸の小規模
マンション。昨年から入居者に委員を募り「コミュニ
ティー形成委員会」を設置し、「七夕祭り」「クリスマ
ス会」などを開催している。小規模のため集会場
がなく、居住者の交流の場がほとんどないのを少
しでも改善したいとの思いからだ。
 昨年5月、エントランスの一角にテーブルとイスを
置き、「コミュニティーコーナー」を設置した。マジッ
クや折り紙、バルーンアートなどの講習に使うほか
理事会や小学生の宿題の場にもなっている。「す
べて入居者の手作りイベントですよ」と甲斐雄次
理事長。「大人の参加者が増えるイベント開催が
課題です」と話している。
2009.07.05 広報9号に掲載